やる気が出ないとき どうすればいいか?
- Takuya Oyashiki
- 11月6日
- 読了時間: 3分

■ はじめに:やる気が出ない自分を責めていませんか
「なんか…やる気が出ない」。そんな日があると、つい自分を責めてしまうことがあります。でも、やる気が出ないことは、人として自然なこと。誰にでも波がありますし、常に走り続けられる人なんていません。
むしろ、やる気が出ない日は「少し休んだほうがいいよ」という心と体からのサインかもしれません。止まっているように感じても、あなたの内側ではちゃんと調整が行われています。
■ やる気が出ないのは「疲れのサイン」
やる気のなさは、能力や性格の問題ではありません。
最近の生活リズム、気温の変化、人間関係、仕事のプレッシャーなど、外側の影響で心のエネルギーが減っているだけの場合も多いものです。
疲れているときに無理に動くと、余計につらくなることもあります。
「やる気が出ない=怠けている」ではなく、「やる気が出ない=疲れている」。
まずは、その事実を受け止めてあげることが大切です。
■ やる気が出る“環境”をつくる
やる気は待っていてもなかなか出てきません。そこで効果的なのが、“ととのえる” という視点です。
・部屋を少し片づける
・深呼吸をして空気を入れ替える
・ノートにモヤモヤを書き出す
・机の上をリセットする
これらは小さな行動ですが、頭と心のスペースが一気に広がります。
「やる気が出ない」という状態のまま動き出そうとするのではなく、
やる気が出やすい環境をつくること が、実は最初の一歩なのです。
■ 行動のコツは「5分だけ」「少しだけ」
多くの人が見落としているのですが、やる気は“動いたあと”に湧いてくるものです。
「5分だけやる」
「途中でやめてもいい」
「10%だけ取り組む」
そんな小さな行動で十分。
重要なのは、完璧さではなく“スイッチを入れる感覚”です。
実際、心理学でも「作業興奮」といって、体を動かすことで脳があとからやる気を出す、という仕組みが知られています。やる気を出そうとするより、まずは“やりかける”。それだけでいいのです。
■ ジャーナリングで「波」を客観視する
やる気には波があります。
そして、その波をつかむために役立つのがジャーナリング。
● 最近やる気が出なかった日
● そのときの気分
● 何があったか
● 少し回復した瞬間
これらを書き出すだけで、自分のリズムが見えてきます。
この記事でお伝えするジャーナリングテーマは次のようなものです。
✍️ やる気に関するジャーナリングテーマ選択:
・「最近、やる気が出なかった日ってどんな日だった?」
・「最近、自分を“ととのえた”瞬間ってどんなとき?」
・「“ちょっとだけやってみた”ことで、気持ちが動いた経験はある?」
どれか一つでも、今のあなたの気持ちを整理するきっかけになります。
■ まとめ:動けない日も、あなたに必要な時間
やる気が出ない日は、ただの怠けではなく、心と体が整うための大切な時間。
そんな日こそ、責めずにやさしく寄り添ってあげてください。
“ととのえる”
“5分だけ動く”
“ジャーナリングで振り返る”
小さな行動が、また動き出す力につながります。
あなたのペースで大丈夫。焦らなくていい。
やる気の波とやさしく付き合っていきましょう。





コメント